トーマの心臓

名作「ポーの一族」で大ヒットをとばした萩尾望都の会心作です。西ドイツの高等中学を舞台に、思春期の多感な少年たちの愛の世界が、はなやかに輪舞。

名作「ポーの一族」で大ヒットをとばした萩尾望都の会心作です。西ドイツの高等中学を舞台に、思春期の多感な少年たちの愛の世界が、はなやかに輪舞。

名作「ポーの一族」で大ヒットをとばした萩尾望都の会心作です。西ドイツの高等中学を舞台に、思春期の多感な少年たちの愛の世界が、はなやかに輪舞。

心をとざしつづける委員長ユリスモール。そんな彼を愛した少年トーマの死は、なにも知らない転入生エーリクをも謎に巻きこむ。高等中学全寮制寄宿舎にクラス少年たちのアイドルだったトーマが、突然示した“死”の意味とは…？萩尾望都の長編話題作第1巻。

マリエが死んだ…！！　寄宿舎を飛び出したエーリクをユリスモールが王。そんな彼の好意やふいに見せる怒り、不可解な秘密はエーリクをとまどわせた。なきトーマ・ヴェルナーが図書室に残していった手紙は、なにを語るのか…!?　永遠に輝く話題作の第2巻！

冬の終わりのその朝、1人の少年が死んだ。トーマ・ヴェルナー。そして、ユーリに残された1通の手紙。「これがぼくの愛、これがぼくの心臓の音」。信仰の暗い淵でもがくユーリ、父とユーリへの想いを秘めるオスカー、トーマに生き写しの転入生エーリク……。透明な季節を過ごすギムナジウムの少年たちに投げかけられた愛と試練と恩籠。今もなお光彩を放ち続ける萩尾望都初期の大傑作。

「トーマの心臓」のプレミアムエディション登場。当時の印刷ではつぶれてしまった細い線やトーンなどモノクロ原稿を美しく再現することを目指したシリーズです。カラーページも再現します。これまでに発行された新書版・文庫版・全集版などのどれよりも大きい、雑誌の初掲載時と同じB5判サイズで感動と衝撃をお届けします。本編のスピンオフ作品である名作「訪問者」「湖畔にて」も収録し、「トーマの心臓」の世界を集めた一冊となります。