口絵 | 萩尾望都 マンガができるまでを初公開 | | 2 |
はじめに | 表現する幸福 萩尾望都 | 萩尾望都 | 11 |
第1章 | 両親との葛藤から生まれた作品たち(2017年10月2日の講義より構成) |
| 40年ぶりに再開して話題になった『ポーの一族』の舞台裏 | 20 |
| 漫画家になることを志すも認めてくれない親との闘いの日々 | 21 |
| 自分の夢を叶えることを決して諦めてはいけない | 28 |
| 売れっ子漫画家として多忙な中、繰り返される親との攻防 | 33 |
| モスクワでの大事故をきっかけに両親との交流が復活 | 36 |
| 認めてくれない両親との葛藤から『イグアナの娘』が生まれる | 40 |
| 子供を愛せないのは自分の嫌いな部分と似ているから | 47 |
| 母が『ゲゲゲの女房』を見て漫画家の仕事をようやく理解してくれた | 52 |
| 山岸凉子さんが父の気持ちを伝えてくれた!? | 57 |
| 周囲から何を言われても自分の夢を諦めてはいけない | 59 |
第2章 | フランス人を魅了する萩尾望都の世界(2024年3月10日の講義より構成) |
| アングレーム国際漫画祭で萩尾望都の展覧会が開催 | 64 |
| フランス人の美的感覚が活きる展覧会と充実したカタログ | 72 |
| 初期の作品群から画風が確立されるまでの変遷をたどる | 75 |
| 多様な物語を創作してきた足跡をたどって | 83 |
| フランス人キュレーターのユニークな視点で選ばれた作品たち | 92 |
第3章 | 物語を深めるキャラクターの描き方(2015年7月19日の講義より構成)
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| 8頭身は何を着せても似合う基本中の基本のバランス | 102 |
| 『ポーの一族』の頃になるとキャラクターがよりスレンダーに | 110 |
| 実演!バランスを変えると大人が子供に変わる | 112 |
| レゾンデートルに悩んだ思春期の経験から『トーマの心臓』が生まれた | 116 |
| 『この娘うります』でコメディ路線に転換したのは…… | 121 |
| 『11人いる!』は、宮沢賢治の童話と『闇の左手』に触発されて誕生 | 124 |
| 火星を舞台にした『スター・レッド』はキャラクターの顔が少し小さく | 128 |
| 『銀の三角』から『マージナル』へとキャラクターの頭が小さくなっていく | 131 |
| 頭身のバランスを変えるとユーモラスなキャラクターに | 135 |
第4章 | 人はなぜ物語を求めるのか(2023年10月30日の講義より構成)
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| 編集にボツにされても自分の好きな世界を諦めなかった | 140 |
| 自分にとって負の経験でも作品として昇華した『イグアナの娘』 | 143 |
| 『イグアナの娘』を読んだ母が泣いた…… | 148 |
| ガラパゴス諸島を訪ねてたくさんのイグアナに遭遇 | 150 |
| 人はなぜ物語を求めるのか | 152 |
| 『鉄腕アトム』の世界に憧れた子供時代 | 155 |
| 文字を取り除き絵だけで感情を表現した『柳の木』 | 158 |
| 死者から電話が来たら……想像から生まれた『福島ドライヴ』 | 160 |
| あなたは私で、私はあなた 身体が繋がった双子の物語『半神』 | 163 |
| ピアノを焼いた人がいるという友人の話から生まれた『くろいひつじ』 | 170 |
| 自分を大切にして学び続けることが大事 | 175 |
第5章 | 萩尾望都が描く物語の世界(2022年11月28日のオンライン講義より構成)
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| 戦う少女に惹かれて『百億の昼と千億の夜』を漫画化 | 178 |
| 手と脳は密接に繋がっている 手を動かすとイメージが湧く | 181 |
| 奈良や京都へ仏像を見に行きスケッチをしながらキャラクターを練る | 185 |
| 萩尾望都が自選した『百億の昼と千億の夜』の名場面 | 188 |
| 夕陽の丘にたたずむ少年が語る『ポーの一族』の物語 | 200 |
| 40年ぶりに物語の扉を開けたら二人が堰を切ったように語り出した | 204 |
| 名場面で振り返る華麗なる『ポーの一族』 | 207 |
| デジタルとアナログを重ねて作品が生まれるまで | 213 |
120年の歴史を刻む女子美術大学の歩み | 224 |
あとがき | 萩尾先生の創造の宇宙を探索する時間 | 内山博子 | 227
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