ユーリに手紙を残して死んだトーマという美しい下級生。ユーリを慕っていたという彼は、なぜ死を選んだのか。良家の子息が通う、この学校の校長のもとに預けられたオスカーは、同室のユーリにずいぶんと助けられて学生生活を送ってきた。最近不安定なユーリの心に、トーマの死がまた暗い影を落とすのではないか。そんな憂慮をするオスカーの前に現われた転校生エーリク。驚くことに彼はトーマそっくりだったのだ――。愛と孤独、生と死に苦悩する若者の内面を、森博嗣的世界観で描いた傑作。
著者 | 森博嗣 |
原作・装画・扉イラスト | 萩尾望都 |
出版社 | メディアファクトリー |
発行年月 | 2009.7.29 |
ISBN | 978-4-8401-2867-4 |
トーマと呼ばれた美しい下級生から、ユーリに届いた一通の手紙。それは、彼からの遺書だった―。そこへトーマに生き写しの転校生・エーリクが現れ、オスカーは、遺された想いに縛られた親友・ユーリを憂慮する。揺れ動く心を捉える生と死、そして愛…。苦悩する少年たちを色鮮やかに描いた、萩尾望都の不朽の名作に、森博嗣が、今、新しい息吹を吹き込む。
著者 | 森博嗣 |
原作・装画・扉イラスト | 萩尾望都 |
出版社 | 講談社 |
発行年月 | 2010.10.6 |
叢書名 | 講談社ノベルス |
ISBN | 978-4-06-182747-9 |
彼にとって、死とは何だったのか
オスカーの友人・ユーリに手紙を残して死んだトーマという下級生。ユーリを慕っていたという彼は、なぜ死を選んだのか。最近不安定なユーリの心に、トーマの死がまた暗い影を落とすのではないか。そんな憂慮をするオスカーの前に現われた転校生エーリク。驚くことに彼はトーマそっくりだったのだ――。原作を敬愛する著者による渾身の小説化。若さゆえの苦悩を森博嗣的世界観で描いた美しい物語。
著者 | 森博嗣 |
原作・装画・扉イラスト | 萩尾望都 |
出版社 | メディアファクトリー |
発行年月 | 2012.4.25 |
ISBN | 978-4-8401-4563-3 |
解説 | 少年はどこまでも透明感(萩尾望都)p318~320 |
解説というより御礼(森博嗣)p321~323 |
トーマと呼ばれた美しい下級生から、ユーリに届いた1通の手紙。それは、彼からの遺書だった――。そこへトーマに生き写しの転校生・エーリクが現れ、オスカーは、遺された想いに縛られた親友・ユーリを憂慮する。揺れ動く心を捉える生と死、そして愛……。苦悩する少年たちを色鮮やかに描いた、萩尾望都の不朽の名作に、森博嗣が、今、新しい息吹を吹き込む。
著者 | 森博嗣 |
原作・装画・扉イラスト | 萩尾望都 |
出版社 | 講談社 |
発行年月 | 2022.8.10 |
叢書名 | 講談社文庫 |
ISBN | 978-4-06-528449-0 |
解説 | 少年はどこまでも透明感(萩尾望都)p330~333 |
解説というより御礼(森博嗣)p334~337 |