2020年8月10日

萩尾望都先生の女子美での講演録が刊行されます

萩尾望都 紡ぎつづけるマンガの世界2020年8月26日、萩尾先生の女子美での講演録がついに刊行されます。「萩尾望都 紡ぎつづけるマンガの世界~女子美での講義より~」

先生は2011年に女子美の客員教授に就任されました。毎年ほぼ2回、講義もしくはゲストをお迎えしての対談をされます。女子美の学生さんのほか一般の聴講生も受け入れてくださっています。私も可能な限り通いました。印象深いお話をたくさんされていらっしゃいました。

2011年に「女子美の客員教授になりませんか」とお勧めをいただきました。
教室では女子美の学生さんが熱心にお話を聞いてくださる。
一般の聴講生の方も、楽しそうに聞いてくださる。
時々はゲストの方に加わってもらって、興味ある分野の珍しいお話を聞きます。
そういう講義のお話を集めたのが、今回、1冊の本になりました。
毎回、教室で感じた聴講生や若い人のエネルギーや、キラキラした眼差しを思い出します。――「はじめに」より

目次
第1章 宇宙飛行士・山崎直子さんとの対談 宇宙・女性・漫画
第2章 トランスジェンダーのキャラクターは、どこから生まれてくるのか
第3章 美術評論家・中野京子さんとの対談...美術と漫画 歴史と漫画
第4章 萩尾望都さんへの10の質問
第5章 シンガーソングライター・イルカさんとの対談
詳細

女子美本サンプル

プレスリリースより
トランスジェンダーのキャラクターが多いのはなぜか?
未来と近世が混じる世界観は、どこから来るのか?
日本を代表する漫画家・萩尾望都が女子美術大学で行っている特別講義を単行本化。貴重な資料を交えながら、トランスジェンダーのキャラクターがよく登場するのはなぜか、『王妃マルゴ』を描こうと思った動機、代表作『ポーの一族』を40年ぶりに再開するに至った心境など、創作の秘密を語ります。

単行本発売情報