2018年7月27日

萩尾望都先生画業50年の企画の一部が発表されました

flowers 2018年9月号萩尾望都先生のデビューは1969年ですので、来年の2019年は先生の画業50年になります。この画業50年を記念した企画内容の一部が『月刊flowers』2018年9月号で発表されました。

第1弾は2019年1月に「ポーの一族」上下巻が発売されます。「萩尾先生が加筆修正した原稿を使用」とあり、全ページ新たに原画からスキャンし直し、モノクロ原画を再現したものです。そして何よりB5サイズだそうです。

新たに原画からスキャンと言えば、あれです。すでにアプリとしては販売終了していますが「萩尾望都コレクション」というiOSアプリを覚えておられる方いらっしゃるでしょうか?このアプリの画像は原稿からスキャンし直し調整に調整を重ねたもので、大変美しいものでした。特に「トーマの心臓」のオープニングなどは素晴らしかった。これを紙の「ポーの一族」で再現してくれるのだとしたら素晴らしい。でも初出時のカラーを再現はしてくれないのでしょうか...?それは「Perfect Selection」のときにやってるからいいのかしら?いや逆に必須だと思うのですが。

flowers201809.png第2弾は2019年2月に「萩尾望都スペースワンダー 11人いる!」の復刻。特別描き下ろし綴じ込みポスター(A4版)までを忠実に再現。その上「11人いる!」の雑誌掲載時のカラーをすべて再現したものだそうです。

第3弾は2019年春には「ポーの一族 ユニコーン」の連載が再開されます。『月刊flowers』2018年9月号で3回目で中断となります「ユニコーン」ですが、春っていつ?3月号頃?とワクワクしますが、具体的な予告が出たらお知らせします。

2018年8月28日追記
「flowers」2018年10月号『月刊フラワーズ』2018年10月号にも画業50年の告知が出ましたが、来年1月刊行の「ポーの一族」上下巻(B5版)は「萩尾望都先生により、修正された原稿を含む全ページを新たにスキャンしなおし、モノクロ原画を美しく再現!」とあり、「加筆」の文字が消えました。最初の連載時の絵に新しい絵が加わるということは、どうなってしまうのだろうと思っていたので、納得です。

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