2018年7月

萩尾望都先生画業50年の企画の一部が発表されました

flowers 2018年9月号萩尾望都先生のデビューは1969年ですので、来年の2019年は先生の画業50年になります。この画業50年を記念した企画内容の一部が『月刊flowers』2018年9月号で発表されました。

第1弾は2019年1月に「ポーの一族」上下巻が発売されます。「萩尾先生が加筆修正した原稿を使用」とあり、全ページ新たに原画からスキャンし直し、モノクロ原画を再現したものです。そして何よりB5サイズだそうです。

新たに原画からスキャンと言えば、あれです。すでにアプリとしては販売終了していますが「萩尾望都コレクション」というiOSアプリを覚えておられる方いらっしゃるでしょうか?このアプリの画像は原稿からスキャンし直し調整に調整を重ねたもので、大変美しいものでした。特に「トーマの心臓」のオープニングなどは素晴らしかった。これを紙の「ポーの一族」で再現してくれるのだとしたら素晴らしい。でも初出時のカラーを再現はしてくれないのでしょうか...?それは「Perfect Selection」のときにやってるからいいのかしら?いや逆に必須だと思うのですが。

flowers201809.png第2弾は2019年2月に「萩尾望都スペースワンダー 11人いる!」の復刻。特別描き下ろし綴じ込みポスター(A4版)までを忠実に再現。その上「11人いる!」の雑誌掲載時のカラーをすべて再現したものだそうです。

第3弾は2019年春には「ポーの一族 ユニコーン」の連載が再開されます。『月刊flowers』2018年9月号で3回目で中断となります「ユニコーン」ですが、春っていつ?3月号頃?とワクワクしますが、具体的な予告が出たらお知らせします。

2018年8月28日追記
「flowers」2018年10月号『月刊フラワーズ』2018年10月号にも画業50年の告知が出ましたが、来年1月刊行の「ポーの一族」上下巻(B5版)は「萩尾望都先生により、修正された原稿を含む全ページを新たにスキャンしなおし、モノクロ原画を美しく再現!」とあり、「加筆」の文字が消えました。最初の連載時の絵に新しい絵が加わるということは、どうなってしまうのだろうと思っていたので、納得です。

2018.07.27 0:26 | 単行本発売情報

『ビッグコミックスペリオール』「味いちもんめ―食べて・描く!漫画家食紀行」に萩尾望都先生が登場。

ビッグコミックスペリオール2018年7月27日号2018年7月13日発売の『ビッグコミックスペリオール』2018年7月27日号に収録されている倉田よしみさんの「味いちもんめ―食べて・描く!漫画家食紀行」に萩尾望都先生が登場されています。

萩尾先生にとっての「食」というテーマで萩尾先生とマネージャーさんが話をされています。「味いちもんめ」キャラクター伊橋とボンさんが聞き手のスタイルです。子供の頃からの偏食、若い頃の小食ぶり。仕事していると何も食べない、食べるのを忘れてしまうのは若い頃のコミックエッセイには頻繁に出てきた話です。それで「メシスタント」という仕事が出来たんですよね。

舞台になった和食屋さんは時々萩尾先生のインタビューに使われているおなじみのお店ですね。

オープニングが仕事場の絵なんですが、なかなか衝撃的です。いや「漫勉」とかで知っていますけれども。

ビッグコミックスペリオール

2018.07.13 18:58 | インタビュー・対談

『BAILA』8月号付録「歌舞伎ことはじめ」に萩尾先生のイラストが載ってます

BAILA 2018年8月号付録 歌舞伎ことはじめ!2018年7月12日発売の集英社の女性ファッション誌『BAILA』の付録「歌舞伎ことはじめ!」に萩尾望都先生がイラストを寄せています。モノクロ2ページ。

十代目松本幸四郎さんと八代目市川染五郎さん親子をそれぞれギムナジウム風に描いたイラストです。市川染五郎さんは現在13歳で、ギムナジウムがぴったりはまる年齢。一方松本幸四郎さんは、ギムナジウムの先生風です。それぞれ連れている犬がとても似合っています。

先日15回で最終回を迎えた「演劇界」のイラストもありましたし、萩尾先生は最近、何かと歌舞伎づいてますね。

「BAILA」

2018.07.12 18:47 | 単発のイラスト