萩尾望都SF原画展 兵庫会場へ行ってきました
2017年9月9日に萩尾望都SF原画展兵庫会場、神戸ゆかりの美術館に行ってまいりました。オープン日は天気もよく、少し汗ばむような日でした。この日はオープニング記念イベントとして同じ建物の5Fにあるオルビスホールで森見登美彦先生との対談が開かれました。→(萩尾望都先生と森見登美彦先生の対談イベントに行ってきました)
関西で萩尾先生の原画展が開かれたのは、私が知る限り「残酷な神が支配する」展が宝塚市の手塚治虫記念館で開かれて以来ではないかと思います。
神戸ゆかりの美術館は六甲ライナーのアイランドセンター駅からすぐ。東京方面から行く方は新神戸駅からですと2回乗り換えないとならないので、新大阪で降りてJR東海道山陽本線の快速か新快速で住吉まで行って乗り換えた方が楽です。京阪神在住の方からみても、神戸中心部からは少しだけ離れた感じのようです。都内で例えるとお台場にあるイメージ。美術館の入っている建物は複合施設になっているので少しわかりにくいのですが、正面からは美術館は右手奥から入ります。神戸ファッション美術館と併設されています。一方、駅からの直接の通路からは3階に出るので、一番奥側のエスカレーターで降りると美術館の入口に着きます。
新潟との違いはまず、タペストリーが4点ほど増えて更に華やかになりました。入口にレッド星が手前と奥に並んでいるので遠近感があって、見栄えがいいですね。大きな会場で天井が高いので、大型のタペストリーが更に映えます。
新潟ではあった「百億の昼と千億の夜」のネームのボードが二つから一つになっていましたが、ネームのすぐ近くの椅子に同じページの本のコピーがラミネートされておいてあり「お手にとってお読み下さい」と記載されていて、ネームと見比べることが出来ます。
二次資料は新潟会場とほぼ同じでした。萩尾先生のカバーイラストの本、掲載誌、CD、LPなどがガラスケース三つに分かれて展示されていました。「11人いる!」のプロットと「百億の昼と千億の夜」の大量のネームは小さなケースにおさめられています。
吉祥寺は前後期とあったので、狭い会場をいかに有効に使うのか、作品の単位ではまとまっていますが、その中で原画の配置もよく考えられ工夫がされていたと思います。新潟ではスペースは広くなりましたが、更に凝った配列になっていました。兵庫会場ではそこが素直な感じになったように思います。作品内での章立てに沿った形で並べられていました。
萩尾望都SF原画展は3ヶ所目ですが、大型絵画も展示できる美術館は初めてです。油絵等の絵画作品と同じような照明なので、これまでの2会場より会場内が少し暗いように感じました。マンガの原画は線が細いので、もう少し明るい方が助かります。
尚、この会場では展示されている原画のリストが配布されています。入口においてあります。これのおかげで今回は3時間で済みました。ありがたかったです。この原画展は実質的に図録が「萩尾望都SFアートワークス」なのですが、どんどん原画が増えてしまって、こちらに全部収められているわけではないので、気になる方は手にとってご覧ください。→萩尾望都SF原画展 兵庫会場 展示物一覧
また、この会場から販売物が増えました。Tシャツが2点、クリアファイル2種セット1点、ポスター2点、ポストカードセット1点です。これまでのものと合わせると、Tシャツが4点、トートバッグ1点、ポスター2点、クリアファイル2種セット4点、ポストカードセット2点、複製原画3点となります。→萩尾望都SF原画展 販売物一覧
同じ建物内にホテルがあり、そこに併設されたレストランがありますし、アイランドセンター駅までの間に喫茶店などもありますので、少し疲れたら休んでまた見ることもできます。再入場の際には入場日の判が押された入場券の半券を受付でお見せください。
兵庫会場の会期は9月9日から11月5日まで。充分ありますが、気づくと終わってる、ということのないよう、お気をつけ下さい。
→萩尾望都SF原画展 兵庫会場 展示物一覧
→萩尾望都SF原画展 販売物一覧
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