萩尾先生の幻のSF小説「ピアリス」が刊行されます
2017年7月13日、萩尾望都先生が1994年に木下司名義で発表されたSF小説「ピアリス」が初めて単行本化されます。この作品、1994~1995年にかけて角川書店の『The Sneaker Special』という雑誌で、作・木下司、挿絵・萩尾望都で発表されたものです。
→木下司「ピアリス」
何故かずっと単行本にならなくて残念な思いをしていました。著者の「木下司」という人は他に作品を発表した形跡がないので、いったい誰だろうと思っていました。4回の連載でカラー、モノクロ約40点の挿絵がとても美しく、出版されないのがもったいなくて。
2016年の「萩尾望都SF原画展」や「萩尾望都SFアートワークス」で初めてその存在を知った方も多いと思います。今回の河出書房からの刊行で、初めて公に発表されます。
→萩尾望都インタビュー「SF作家・木下司は私でした」
さて、何故ずっと公表されなかったのでしょうか?このインタビューが楽しみですね!