「トーマの心臓」英語版が2014年アイズナー賞最優秀アジア作品にノミネート
2014年のアイズナー賞最優秀アジア作品(Best U.S. Edition of International Material--Asia)に「トーマの心臓」の英語版(
The Heart of Thomas)がノミネートされました。
→2014 Eisner Awards Nominations
アイズナー賞はアメリカで最も権威ある漫画賞の一つで「漫画界のアカデミー賞」と呼ばれています。この最優秀アジア作品にはこれまで2010年に辰巳ヨシヒロ「劇画漂流」、2011年と2013年に浦沢直樹「20世紀少年」、2012年に水木しげる「総員玉砕せよ!」が受賞しています。
2014年の最優秀アジア作品には、ほかに手塚治虫「地底国の怪人」、水木しげる「コミック昭和史」、夢枕獏原作・谷口ジロー画「神々の山領」、中村明日美子「ウツボラ」がノミネートされています。
また、2014年の漫画の殿堂には宮崎駿と高橋留美子が候補になっています。こちらは2002年に手塚治虫、2004年に小池一夫、2004年に小島剛夕、2012年に大友克洋が選出されています。
萩尾先生の作品では、2011年の最優秀アジア作品に「Drunken Dreams」がノミネートされました。今回は2度目。この時は浦沢直樹「20世紀少年」が受賞しています。「Drunken Dreams」と同時に手塚治虫「アヤコ」、うにた由美の「うさぎドロップ」、オノ・ナツメ「さらい屋五葉」がノミネートされています。