2013年5月

京都国際マンガ・ミュージアムのバレエ・マンガ展に萩尾先生の作品も出ます

2013年7月13日(土)~9月23日(月・祝)に開催される京都国際マンガ・ミュージアムの「バレエ・マンガ ~永遠なる美しさ~」展に萩尾先生の「フラワー・フェスティバル」が出品されます。
12名の漫画家さの作品を中心に...とありますが、その12名は以下の通り。

高橋真琴、牧美也子、北島洋子、上原きみ子、山岸凉子、有吉京子、萩尾望都、槇村さとる、水沢めぐみ、曽田正人、水野英子、魔夜峰央

図録(2,940円)も豪華で資料価値あふれていそうな感じです。

他のバレエ作品も出るかな?入れ替えがあるので、どうかな?などなど。詳細は追加していきます。

本展は、バレエ・マンガを描いた代表的な作家12名の作品を中心にした展覧会です。原画を中心としたおよそ120点の額装品、当時の貴重な雑誌資料などが2会期に分けて公開されます。

【2013.6.30 追加】
バレエ・マンガ 永遠なる美しさ図録がamazonで予約開始になりました。バレエ展開催よりいち早く、7/5に発売されるようです。バレエ・マンガを描いた代表的な12名の作家による美麗な原画とインタビューを収録した夢の図録です!

【2013.7.7 追加】
バレエ・マンガ展のページをアップしました。

2013.05.31 21:48 | イベント

「島田雅彦芥川賞落選作全集」の表紙イラストを萩尾先生が描き下ろし

2013年6月6日発売予定の河出文庫「島田雅彦芥川賞落選作全集」上下巻の表紙イラストを萩尾望都先生が描き下ろされています。

島田雅彦芥川賞落選作全集 上島田雅彦芥川賞落選作全集 下

上巻、よく見ると芥川龍之介もいます。下巻は萩尾先生の好きなモチーフで、「サロメ」ですよね。


島田雅彦著 2013年6月6日発売
島田雅彦芥川賞落選作全集 上 河出書房新社
河出文庫 344p ISBN978-4-309-41222-1 1,050円
・優しいサヨクのための嬉遊曲
・亡命旅行者は叫び呟く
・夢遊王国のための音楽

島田雅彦芥川賞落選作全集 下 河出書房新社
河出文庫 374p ISBN978-4-309-41223-8 1,050円
・僕は模造人間
・ドンナ・アンナ
・未確認尾行物体

カバーイラスト:島田雅彦芥川賞落選作全集

2013.05.31 18:11 | 単発のイラスト

『アフタヌーン』7月号にインタビューが掲載。

「アフタヌーン」2013年7月号2013年5月25日発売の『月刊アフタヌーン』7月号掲載のアフタヌーン四季賞選考委員のインタビューに萩尾望都先生が登場されています。漫画家を目指す方に向けて、2ページたっぷりお話されてます。先生はアイディアは4年分のストックがあるとか。

「世界に対する不満や謎が話作りの原点」

「説教とうんちくは創作の2大タブー」

「最初の2~3ページはキャラクター名を連呼するぐらいでいい」

「アイディアはある時突然見つけたりするものだから、こだわりがあったら大切にする、興味があったら大事にする。アンテナはたくさん立てておくのがいい」

「山のてっぺんにはあなたを待ってくれる人はきっといる!!」

2013.05.28 14:45 | インタビュー・対談

『AERA』の「貴婦人と一角獣」展に関するインタビューに登場

貴婦人と一角獣5/13発売の『AERA』2013年5月20日号に萩尾先生が登場されてます。「貴婦人と一角獣」展という展覧会の記事の中で、インタビューに答えられています。

『AERA』2013年5月20日号

フランス国立クリュニー中世美術館所蔵の「貴婦人と一角獣」は西暦1500年頃の制作とされる6面の連作タピスリーで、萩尾先生は20代の頃のヨーロッパ旅行でご覧になったそうです。インタビュー内では中世に描かれた作品ということで、「王妃マルゴ」の舞台となった時代と同じです。その時代背景を鑑みて、この6枚の真紅のタピスリーについて語られています。

一角獣は萩尾先生にとっては重要なモチーフ。「ユニコーンの夢」(1974)、「A-A'」(1981)、「4/4カトルカース」(1983)、「X+Y」(1984)と次々と登場しています。

実際の一角獣が登場したのは、「ユニコーンの夢」で、1974年に発表された作品です。萩尾先生が最初にヨーロッパを訪れたのは1972年です。翌1973年にはイギリス留学をされています。もしかしたら、この時にご覧になったのかもしれませんが、1976年のときのヨーロッパ3ヶ月歴訪の折の可能性が高いです(インタビューにはそこまで詳しく描かれていないので)。

【訂正】1976年の夏にパリに行かれたときに「クリニュイ美術館」に行かれたと「ヨーロッパ便りパリ」(『別コミ』1976年9月号)に記載がありました。ひょっとしたらこの時にご覧になったのかもしれませんね。

もしできれば萩尾ファンはこの展覧会、見ておいた方がよさそうです。

※「機動戦士ガンダムUC(ユニコーン)」にこのタペスリーが登場したせいか、音声ガイドが池田秀一さん(シャア!)と池田昌子さん。

「貴婦人と一角獣」展
東京展:2013年4月24日(水)~7月15日(月・祝)
大阪展:2013年7月27日(土)~10月20日(日)

2013.05.14 10:02 | インタビュー・対談