萩尾望都先生が女子美術大学アート・デザイン表現学科メディア表現領域の客員教授に就任されました。女子美の生徒のみなさんがうらやましい。

2月の福岡の原画展のときに同大の内山博子教授とトークショーで対談されていたので、その辺がご縁なのかもしれません。どのくらいの頻度で講義されるかはわからないのですが、正直言うと作品発表のペースが落ちないといいなとも思います。まだまだ先生は現役バリバリでいてください。

女子美術大学アート・デザイン表現学科のトピックス

2011年5月10日、萩尾望都先生が第40会日本漫画家協会賞文部科学大臣賞を受賞されました。受賞理由は「全作品」が「少女まんがの域を超えた質の高い作品群。萩尾望都さんは少女まんがの革命児です。 」というものでした。

おめでとうございます。

2011年度　第40回日本漫画家協会賞　決定

手塚治虫「火の鳥」完全オリジナル版が復刻されたのを記念して、萩尾先生がインタビューを受け、「火の鳥」の魅力を語ってくれています。

コミックナタリー - [Power Push] 火の鳥

全12巻、98,700円
1：「黎明編」2011年6月下旬
2：「未来編」7月
3：「ヤマト編・宇宙編」8月
4：「鳳凰編」9月
5：「復活編・羽衣編」（COM版「望郷編」「休憩」も収録）10月
6：「望郷編」11月
7：「乱世編（上）」（COM版「乱世編」も収録）12月
8：「乱世編（下）」2012年1月
9：「生命編・異形編」12年2月
10：「太陽編（上）」12年3月
11：「太陽編（下）」12年4月
12：「エジプト編・ギリシャ編・ローマ編」（漫画少年版「黎明編」も収録）12年5月

5月10日発売の「Otome continue vol.6」（太田出版）に萩尾望都先生と山岸凉子先生の対談が掲載されています。1969年の同年デビューのお二人は長いお付き合いがあるのに、意外にも初の対談です。

萩尾先生はこれまでインタビューや対談で山岸先生の作品を読まれていること、とても好きだということを時折おっしゃっていて、それがこの対談で爆発しているといった感じです。萩尾先生は好きなもののことなら、いくらでも熱く語る方ですから。必見です。
Otome continue vol.6
萩尾望都×山岸凉子が初対談！出会いやお互いを語る2万字（コミックナタリー）
対談内容の一部抜粋（ぽこぽこ）

2011年5月9日に発売された「別冊少年マガジン」2011年6月号に掲載されている最果タヒさんによる詩の連載「空が分裂する」最終回の挿絵を萩尾望都先生が手がけられています。

これは2009年9月9日に「別冊少年マガジン」が創刊されたときにも同じように最果タヒさんの詩にイラストをつけられていました。

今回、最終回ということで再び登場されたようですね。

別冊少年マガジン

尚、この「空が分裂する」の連載は単行本化される予定だそうです。山本直樹、古屋兎丸、市川春子、志村貴子、冬目景など豪華なメンバーが挿絵を添えられています。楽しみですね。