婦人公論のルポルタージュ
2011年1月7日発売の「婦人公論」の記事に萩尾先生が取り上げられています。秋に太宰府に行かれているところから察するに、時間をかけてじっくりと書かれた、なかなか力の入ったルポルタージュです。
「ルポルタージュ 時代を創る女たち―萩尾望都 親との距離を探りつづけて」
文:渡辺美和子,写真:大河内禎
『婦人公論』2011年1月22日号(No.1314) p120~125
「残酷な神が支配する」のグレッグを描くことで「大人」を描くことができるようになり、そして「バルバラ異界」で日本の家族を描き、「ここではないどこか」シリーズでは日本の日常を描くようになった。それはやはり「家族との距離がとりやすくなった」ことが原因だそうです。
「婦人公論」は2009年5月7日号で信田さよ子氏と萩尾先生の対談を掲載していて、その際もかなり突っ込んだ親子関係のお話をされていました。
今回はルポの形で萩尾先生の親子の確執を時間の流れにそって丹念に書かれています。現在の様子も書かれていますので、最後にちゃんと「ゲゲゲの女房」の話もオチとして出てきます。是非読んでみてください。