製作 | テレビ東京「月曜女のサスペンス」 |
放映日 | 1990年3月5日午後9:00~ |
原作 | 萩尾望都「モードリン」 |
監督 | 中村金太 |
出演 | 谷啓,美木良介,小川範子 |
藤井りか(小川範子)は、少女から大人への微妙な年頃をむかえた高校生。母・淑恵(高林由紀子)とお手伝いさんのすみ子(山口二奈子)とじいやの宮本(守田比呂也)と暮らしていた。月刊誌の編集長をしている父親・勇一は、留守がちだった。りかは、淑恵の弟・高橋俊幸(美木良介)に密かに憧れていて、俊幸が時々藤井家を訪れると、嬉しくてしかたがなかった。しかし、宮本は娘の優子(湯浅けい子)が結婚するあてもないのに俊幸の子供を身ごもってしまったため、殺してやりたいぐらい俊幸を憎んでいた。その日も俊幸は藤井家を訪れ、楽しい夕食のひとときを過ごした。皆が寝静まった頃、物音に目を覚ましたりかは、踊場で宮本が死んでいるのを発見、宮本が手にしっかりと俊幸の腕時計を握りしめているのを見てしまった。