「菱川さんと猫」ある日、会社に行ったら菱川さんの席に座っていたのは“猫”だった。何食わぬ顔で笑って、何食わぬ顔で私の知らない菱川さんの顔をした猫だった。「ハルカと彼方」妹を愛し、兄に恋した。――そして、海に焦がれた。寄り添いながら生きてきた、兄と妹の物語。「十日月の夜」十日月がぼくの心をのぞいている。まるで猫のような目で。穴森市に突如現れた“虫喰い”空間。それは異次元への入り口。
副題 | ゲバラシリーズ 萩尾望都・田中アコ短編集 |
出版社 | 講談社 |
初版発行 | 2010.9.22 |
本体価 | 619円 |
ISBN | 4-06-310689-3 |
叢書名 | アフタヌーンKC 689 |