作品目録

旅する女

旅する女</a>

京都で午過ぎに体があいた私は、ふと、高雄へ行こうと思い立った。北山杉を見、清滝川にかかる橋で和服姿の婦人とすれちがう。一陣の風が吹きあげたとき、婦人は「新さん」と知らぬ名で私を呼んだ。私の口も「勢以さん」と知らぬ名で呼びかけていた。そして二人は北山しぐれに包まれて……。(昔の女)
慈しみあふれる視線で「女」をテーマに描いた十編を収録。

著者小松左京
出版社光文社
発行年月2004.10.20
ISBN4-344-73770-6

数奇にして有限の良い終末を

少年トレチア